GO!GO!7188

1枚目を超えた! ニューアルバム「魚磔」

Interview&Text = Ohashi Mikiko

 2001年は、春から夏にかけての全国ツアーに、イベント出演、そして現在は学園祭と、休む間もなくライブ三昧。そんなスケジュールの中でレコーディングされたアルバム「魚磔」(ぎょたく)を11月21日にリリースするGO!GO! 7188。ライブ活動で強固になったそのグルーヴは、1枚目のアルバムをはるかにしのぐ。止まることない成長を見せる、彼らに話を聞いた。

見せてなかった部分を 見せられたアルバム

―タイトルの「魚磔」は、どんな意味なんですか?
アッコ(以下A)「GO!GO!7188の記録っていう意味です」
ユウ(以下Y)「残したい作品ってことで。一応私が考えたんだけど、字は当て字なんですよ」
A「釣りの時の"ぎょたく"の"たく"は開拓の"拓"。でもそれだと居酒屋の名前みたいでイヤだなと(笑)。それで"磔"に変えました」
ターキー(以下T)「この"磔"っていう字は"張り付け"って意味なんですよ。いいモン出来たんで、張り付けていこうみたいな感じで」
―1stアルバムの反省なんかも含めて、この作品でやりたいことはありました?
T「それはありますね。1枚目でやれば良かったっていうことや、もっとこうやれば良かったっていうことを、2枚目では克服したっていうか。そういう意味でもこの作品は1枚目を超えたと思いますね」
―うん。すごい大人になったし、成長したと思います。なおかつ、初期衝動的な部分も健在で。
Y「自分たちで聴いても、大人になったっていう感じはすごいしますね。さらに幅が広がって、まだ見せてなかった部分を見せられた」
A「この作品では、自分が出したい音により近づけたんですよね。だから『蛇足歩行』の時よりも、レコーディングが終わったあとの達成感が全然違いました」
T「ぶっちゃけて言うと、『蛇足歩行』は車の中では聴かなかったんですけど、今回は普通に車の中でも聴けるアルバムですね。それぐらいイイ出来だと思います」
―作品自体はバラエティに富んでると思うんですけど、バンドの芯もハッキリしてますよね。
A「バンドとしてどんどん固まってるっていうのはありますね。ライブもたくさんやってるし。そういう部分が出てるのかなぁ」
いまのGO!GO!を100%見せたい

―年明けにはワンマンツアーもありますね。
Y「前回よりも行く場所が増えたんですよ」
A「ライブの場所は増えれば増えるほど楽しみですね。ホントはもっとまわりたいんですけど(笑)」
Y「初めて行くところは、どんな感じでGO!GO!が広がっているのかわかるから楽しみですよね。前のツアーでまわったところでは、それ以上のものを見せたいですし」
―ライブはどんなところを見せたいですか?
A「アルバムの新しい雰囲気はもちろん、いまのGO!GO!を100%見せたいと思っています」
Y「いままでやってた曲もアレンジしたりして、新しい感じで見せたいですね。1ヵ所、1ヵ所大切にやりたい。毎日、"今日は良かった"って言われるように」
T「もういつ死んでもイイ!ってくらいに頑張っていきます」

ライブバンドとして申し分のない貫禄を備えつつある彼ら。アルバムの充実ぶりからして、今度のライブは相当ヤバイでしょ!